「お彼岸に想うこと」

自然、歴史の事



作家の浅田次郎氏は、小説の登場人物の中に、異界からの訪問者をたびたび描くことで知られています。

 

その訪問者は、亡き祖父母や両親、夭折した子供や兄弟など様々ですが、いずれも比較的近しい縁の故人が、現実世界を生きる人間の前に現れて、何かしらのメッセージを伝え、再び異界へと去っていきます。

 

幽霊といえばおどろおどろしいイメージになりますが、氏の作中に登場するそれらの故人は、多くの場合、物語の主人公を見守り、救いの手を差し伸べ、時に優しい言葉をかけるなどして、生きる力を吹き込む役割を果たします。

 

実際に耳目に触れるか否かはさておき、亡き人の存在が過去にあったからこそ、今の生活が成り立っていることは、自明の理ともいえるでしょう。

 

「秋分の日」を中日として、前後3日間は秋のお彼岸です。この時期、先祖をはじめ、自社の創業者や物故者、また人生の恩人など、故人を偲びつつ、改めて現在の自分自身を見つめ直す機会としたいものです。

 

今日の心がけ

故人の功労に感謝しましょう

引用元:職場の教養2018/9/21

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