五月の旧暦の名称は「皐月」といいます。
早苗を植える月「早苗月」の略と言われ、「皐」の字には「神に掲げる稲」の意味もあります。
日本では明治五年まで「太陰太陽暦(旧暦)」を使っていました。
現在の暦とは約ひと月ずれています。
その名残が随所に見られます。
例えば「五月晴れ」の本来の意味は「梅雨の合間の晴れ間」といいます。
これは旧暦の五月が梅雨の時期だからです。
今ではその意味が広がり「五月のさわやかな晴れ間」を指す言葉としても使われています。
かつて「暦」は、適切な時期に農作業を行うために大変重要でした。
自然は時に洪水や干ばつなどを引き起こします。
先人たちは自然に対し畏敬の念を持ち、周期を記録し後世に伝えていったのです。
日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―
今でも「立春」「立夏」などで季節の移り変わりを知らせ、衣更えや田植え期、収穫期などを知られてくれます。
「暦」に親しみを持ち、先人たちの知恵に学びましょう。
今日の心がけ
暦の中の言葉の意味を調べましょう
引用元:職場の教養2020/5/7